堺市北区の小児科・アレルギー科「いけだこどもクリニック」成長ホルモン(低身長)・検診・予防接種

電話でのご予約・お問い合わせは072-250-4152

大阪府堺市北区北花田町3-45-40
北花田メディカルシティ1階

夜尿症

夜尿症とは 5歳を過ぎたお子さまが、月に1回以上おねしょをしてしまう状態が 3か月以上続いた場合に診断されます。珍しい症状というわけではなく、5~6 歳のお子さまで約 20%、小学生低学年では約 10%の割合で症状がみられます。これはアレルギー性疾患に次いで2番目に多い慢性小児疾患です。多くのお子さまは年齢が上がるにつれて自然に治癒していきますが、おねしょが続くことでお子さんに心理的なストレスがかかる場合が多くあります。一般的には女の子よりも男の子の割合が少し高いです。

夜尿症とおねしょの違い

生まれてから2歳ぐらいまでのお子さまは毎晩おねしょをします。年齢を重ねるごとに頻度は減っていきますが、夜尿症と定義されるのは上記のように年齢がポイントです。5歳未満の乳幼児期のお子さまはおねしょと言い、5歳以降のお子さまが1か月に1回以上おねしょをしてしまう状態が3カ月以上続いた場合に夜尿症と定義されます。

夜尿症

原因

膀胱に溜めることのできる尿の量が少ないことや、夜間の利尿量が多い場合に起こります。また、脳と膀胱の神経伝達が上手くいかず、尿が溜まっても目が覚めないことも理由の1つです。ただ、夜尿症になる明確な原因はまだ科学的に解明されていません。生活環境の変化や何らかの精神的なストレスが原因であるともよく言われています。

治療

夜尿症の治療は、生活の上でのアドバイスや精神的なケア、行動療法を行い、場合によっては利尿ホルモン剤などの薬を使って尿をコントロールして治療します。また、おねしょを感知してアラームが鳴る専用の機械を使うアラーム療法も行っています。夜尿を本人に気づかせ、寝ている間に溜められる尿の量を増やし、夜尿回数を減らしていく治療法です。

ご家庭での注意事項

<食べ物>

便秘など腸に排せつ物が溜まってしまうと、膀胱を圧迫して夜尿症を引き起こす可能性があります。便秘の改善により夜尿症のお子さまの約6割が軽快に向かったという報告もあります。便秘をしないように食物繊維の多い食材を食べるようにして、塩分の多い食べ物は控えましょう。夕食は寝る前の 2 時間以上前には済ませ、夕食後の水分摂取はコップ 1 杯分ぐらいにしましょう。

<就寝時>

寝る前にトイレに行き排尿するようにしましょう。また寝ている間に体が冷えると膀胱が小さくなりますので。暖かくして寝るようにしましょう。排尿記録を作ってしっかり管理することが大切です。

こんな時は受診しましょう

  • お子さまも家族も悩んでいる。
  • おねしょが毎晩のように続く。
  • 夜のおねしょだけでなく、昼間のお漏らしがある。
  • お子さまに足を交差させて排尿を我慢するや、つま先立ちをするなどの尿をこらえる姿勢が見える。
    (昼間のお漏らしや、尿をこらえる姿勢が見える場合は夜尿症とはまた違う病気の可能性があります。)

夜尿症で悩むお子さまとご家族の方へ

夜尿症はお子さまの性格やご家族の方の育て方などとは関係がありませんので、自分たちのしつけに問題があるとは思わないようにしてください。
また、自分からおねしょをしたいお子さまはいません。ですので、他の家のお子さまや兄弟と比べたりしてはいけません。夜尿症を繰り返すことでお子さまが自信をなくし、他の普通の子と比べて自尊心が低くなる傾向にあるという報告があります。おねしょをしたから叱るのではなく、寄り添う心やおおらかな心が大切です。約束が守れた時やおねしょをしなかった日があれば褒めてあげることも大切です。
また、学校行事などで泊まりの行事がある場合もあります。大人が思っている以上に子どもは敏感で、恥ずかしいなどのストレスを感じています。悩んで抱え込んだりせず、どうぞお気軽にご相談ください。